The Noble Qur'an Encyclopedia
Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languagesThe Prostration [As-Sajda] - Japanese translation - Saeed Sato
Surah The Prostration [As-Sajda] Ayah 30 Location Maccah Number 32
アリフ・ラーム・ミーム[1]。
(このクルアーン*は)全創造物の主*からの、疑惑の余地のない、啓展の降示である。
いや、彼ら(シルク*の徒)は、「彼(ムハンマド*)がそれ(クルアーン*)を捏造したのだ」と言う。いや、(使徒*よ、)それはあなたが、あなた以前にいかなる警告者も訪れなかった民[1]を警告するための、あなたの主*からの真理なのである。(それは)彼らが、導かれるようにするためなのだ。
アッラー*は諸天と大地、その間のものを六日間でお創りになり[1]、それから御座に上がられた[2]。かれを差しおいて、あなた方にはいかなる庇護者も執り成し手もいない。一体、あなた方は教訓を受けないのか?
かれは天から地まで(創造物の)物事を司られ、やがてはそれは、あなた方が(現世で)数える千年の長さに相当する日*、かれの御許へ昇っていく。[1]
それは不可視の世界*と現象界[1]をご存知のお方、偉力ならびない*お方、慈愛深い*お方。
(かれは、)かれがお創りになった全ての物事を、最善の形にされたお方。またかれは、人間の(祖アーダム*の)創造を泥土から始められた[1]。
それからかれはその子孫を、卑しい液体[1]から抽出した物とされた。
それからかれは彼を整えられ、かれの魂[1]から、そこに吹き込まれた。そしてかれはあなた方に、聴覚と視覚と心を備え付けて下さったのだ。あなた方が感謝することの、少ないこと。
彼ら(シルク*の徒)は言った。「一体、私たちが(新で砂となり、)地中に消え失せた後、本当に私たちが新たに創造[1]されるとでもいうのか?」いや、彼らは(復活の日*の)自分たちの主*と拝謁を、否定する者たちである。
(使徒*よ、)言ってやるがいい。「あなた方を任された死の天使[1]が、あなた方(の魂)を召すのだ。それからあなた方の主*の御許にこそ、あなた方は戻らされ(て、行いの清算を受け)る」。
そして、もしあなたが、自分たちの主*の御許で頭をうなだれている[1]罪悪者たちを見るならば。(彼らは言うのだ)。「我らが主*よ、私たちは見、聞きました[2]。ですから、私たちを(現世に)返してください。そうすれば、正しい行い*を行います。本当に私たちは(今や、あなたの唯一性*と復活を)確信する者なのですから」。[3]
また、もしわれら*が望めば、全ての者に導きを与えたであろう。しかし、「われは必ずや、地獄を全ての(不信仰な)ジン*と人々で満たすのだ」という、われら*からの言葉が確定したのである。[1]
ならば(シルク*の徒よ)、自分たちのこの日の拝謁を忘れていたゆえに、(懲罰を)味わえーー実にわれら*も、あなた方を忘れたのだ[1]--。そしてあなた方が行っていたこと(不信仰や罪)ゆえに、永遠の懲罰を味わえ。
われら*の御徴(アーヤ*)を信じ(、その教えを実践す)るのは、それで教訓を与えられれば思い上がることなくサジダ*して崩れ落ち、自分たちの主*の称賛*と共に(かれを)称える*者たちに外ならない。(読誦のサジダ*)
(懲罰)を怖れ、(褒美を)望みつつ、その主*に祈りながら、彼らの脇腹は寝床から遠ざかる[1]。そして彼らは、われら*が授けたものから(施しのために)費やす[2]のだ。
また、いかなる者も、彼ら(信仰者たち)が行っていた(善い)ことゆえの報いとして、彼らのために秘蔵された喜びを知らない。[1]
一体、信仰者だった者は、放逸だった者と同様だろうか?彼らは同等ではない。
信仰し、正しい行い*を行っていた者たちはといえば、彼らには自分たちが行っていたことゆえの御もてなしとして、(真の)住処の楽園がある。
そして、放逸であった者たちはといえば、その住処は(地獄の)業火。そこから出ようとするたび、彼らはそこに戻される。そして(こう)言われるのだ。「あなた方が嘘呼ばわりしていた、業火の懲罰を味わうがよい」。
また、われら*は必ずや彼らを、最大懲罰ではなく、最小の懲罰[1]から味わわせよう。(それは)彼らが、(その罪から)立ち返るようにするため。
自分の主*の御徴で教訓を与えられていながら、それに背を向ける者よりもひどい不正*を働く者がいようか?本当にわれら*は、罪悪者らに報復する者なのである。
われら*は確かに、ムーサー*に啓典(トーラー*)を授けた。ならば、彼との面会[1]について、疑わしく思ってはならない。そしてわれら*はそれを、イスラーイールの子ら*への導きとしたのだ。
また、われら*は彼ら(イスラーイールの子ら*)が忍耐*した時、彼らの内から、われら*の命令によって導く導師たちを出した。そして彼らは、われら*の御徴をこそ、確信していたのである。
本当に(使徒*よ)、あなたの主*こそは復活の日*、彼らが(宗教に関し)意見を異にしていたことについて、彼らの間をお裁きになる。
そして一体、われら*が彼ら以前に、どれほど多くの(不信仰な)民*を滅ぼしたか、彼らには明らかになっていないのか?彼らはその者たちの住居の中を、(その滅亡の跡を目にして)歩いているというのに?本当にその中にはまさしく、御徴[1]がある。一体、彼らは(アッラー*の御言葉に)耳を傾けないのか?
また一体、彼らはわれら*が不毛の地に水を引っぱって行き、それによって作物を生育させるのを見なったのか?彼らの家畜と彼ら自身は、そこから食するのだ。一体、彼らは(この恩恵を)目にしないのか?[1]
彼ら(シルク*の徒)は言う。「(私たちが懲罰を受けるという)その裁決は、いつなのかね?[1]もしあなた方が、本当のことを言っているのなら?」
(使徒*よ、)言ってやれ。「裁決の日、不信仰だった者*たちをその信仰が益することはなく[1]、彼らが猶予を与えられることもない」。
ならば彼らから離れ、(アッラー*の彼らに対する処分を)待つのだ。実に彼らも(あなた方の不幸を)、待つ者たちなのである。