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Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languagesThose who set the ranks [As-Saaffat] - Japanese translation - Saeed Sato
Surah Those who set the ranks [As-Saaffat] Ayah 182 Location Maccah Number 37
列をなす整列者たち[1]にかけて(、誓う)。[2]
また、力強く追い立てる者たち、
そして、教訓を読誦する者たちにかけて。[1]
(人々よ、)本当にあなた方の崇拝*すべきは、ただお一方、
諸天と大地とその間にあるものの主*、いくつもの東[1]の主。
本当にわれら*は、最下層の天を、星々という装飾で飾った。
反抗的な、あらゆるシャイターン*からの護衛のため。
彼ら(シャイターン*)は、(天の)最上層の貴人たち(である天使*たちが、啓示について話すこと)に聞き耳を立てては、あらゆる方向から(流星で)撃たれ(、それを阻止され)る。
(彼らを)放逐すべく。そして彼らには(来世で)、常なる懲罰がある。
但し、(話を)さっと掠め取り、貫く流星によって追尾される者は別である。[1]
(使徒*よ、)彼ら(復活を否定する者たち)に聞いてみよ。一体彼らがより強力なのか、それともわれら*が創造した(これらの)ものか?本当にわれら*は、彼ら(の父祖アーダム*)をねばねばする泥土から創ったのだぞ[1]。
いや(使徒*よ)、あなたは(彼らが復活を否定することに)驚いた。彼らは(あなたの言葉を)嘲笑している。
また喚起させられても、教訓を得ない。
そして(あなたの預言者*性を示す)御徴を見れば、嘲笑する。
また、彼らは言った。「これは紛れもない魔術に外ならない。
一体、死んで土と骨と化した後で、本当に私たちが蘇らされる身であるなどというのか?
そして、私たちの昔のご先祖様たちも?」
(使徒*よ、)言ってやれ。「ああ。あなた方は蔑まれた者となって(、蘇らされる)」。
それは、ただの一声[1]に過ぎないのだぞ。するとどうであろうか、彼らは(蘇って、復活の日*の恐怖を)目の当たりにする。
そして彼らは言う。「我らが災いよ![1]これは報いの日*だ」。
(すると、彼らに言われる。)「これが、あなた方が(現世で)嘘呼ばわりしていた裁決の日[1]である」。[2]
(そして天使*たちに、こう言われる。)不正*を犯した者たちと彼らと同様の者たち[1]、そして彼らが崇めていた者たちを召集せよ。
アッラー*をよそに(崇めていた者たちを)。そして彼らを、火獄の道へと案内せよ。
また(地獄に入る前に)、彼らを止めよ。実に彼らは(現世での言動について)、問われる者たちなのだから。[1]
(そして彼らには、こう言われる。)「あなた方が互いに助け合わないのは、どういうことか?」
いや、彼らはその日、(アッラー*のご命令に)降参した者たちなのだ。
彼ら(不信仰者*)は互いに近づき、質問し合う。
彼ら(他人に倣って不信仰者*となった者たち)は、(自分たちを不信仰へと主導した者たちに)言う。「本当にあなた方は(私たちを迷わせるべく)、右側から私たちのもとにやって来ていた[1]」。[2]
彼ら(不信仰へと主導した者たち)は、言う。「いや、あなた方は(そもそも)信仰者(となるべき者)ではなかったのだ。
また。私たちには(あなた方を信仰から阻むことにおいて)、あなた方に対するいかなる(正当な)根拠[1]もなかった。いや、あなた方は放埓な民だったのである。
それで私たちに対して、我らが主*の御言葉[1]が実現したのだ。本当に私たちは、まさしく(懲罰を)味わう者たちなのである。
そして私たちは、あなた方を(正しい道から)逸脱させた。本当に私たちは、誤った者たちであった」。
(復活*の)その日、本当に彼らは(全員)、共に懲罰の中にある。
本当にわれら*は罪悪者たちに対し、このようにするのだ。
実に彼らは、「アッラー*の外に、崇拝*すべきいかなるものもない(、と言いなさい)」と言われた時、(そうせずに)奢り高ぶっていた。
そして、彼らは言うのだ。「一体、本当に私たちが、憑かれた[1]詩人(ムハンマド*のこと)ゆえに、自分たちの神々[2]を棄て去ろうか?」
いや、彼(ムハンマド*)は真実を携えてやって来たのであり、(彼以前に)遣わされた(預言)者*たち(がアッラー*について伝えたこと)を確証したのだ。
本当に(シルク*の徒よ、)あなた方はまさに、痛ましい懲罰を味わう者たちである。
そしてあなた方が(来世で)報われるのは、自分たちが(現世で)行っていたこと(によるもの)以外の、何ものでもない。
但し、精選されたアッラー*の僕たち[1]は別であるが。
それらの者たちには、周知の糧[1]がある。
(それは)果実であり、彼らは厚遇される者たち。
安寧の楽園で、
互いに向かい合いつつ[1]、寝台の上に。
(酒の)湧き水からの盃が、彼らに回される。
(その盃は)白く、飲む者たちにとって美味なもの。
そこには(頭や腹の)痛みもなければ、それゆえに理性を失うこともない。
また彼らのもとには、(自分の夫だけに)視線を定めた[1]、麗しい眼の女性たちがいる。
彼女たちはまるで、秘められた卵[1]のよう。
彼らは互いに近づき、(現世における彼らの状態について、)質問し合う。
彼ら(天国の民)の内の、ある者は言う。「本当に私には(現世で)、付きまとう者[1]がありました。
彼は(こう)言っていました。『本当にあなたは、(復活を)信じるというのか?
死んで土と骨と化した後で、本当に私たちが(蘇らされ、自分の行いで)報われる身であると?』」
彼(天国の民のある者)は、(仲間たちに)言う。「あなた方は、(現世で付きまとっていたその者の結末を)見てみますか?」
それで見てみると、かれが火獄の真ん中にいるのを目にする。
彼は(現世で付きまとっていた者に、)言う。「アッラー*に誓って。本当にあなたは、私のことを(信仰の妨害によって、)まさしく(破滅へと)転落させるところだった。
そしてもし、(信仰という)我が主*の恩恵がなければ、私は(あなたと共に懲罰へと)連行される者となっていた。
私たちは(永遠に安寧を味わう者であり、)死にゆく者ではないのではないか?
ただ、(現世で)一度の死だけ(を味わったのみ)であり、(天国に入った後、)私たちは罰されることなどないのではないか?
本当にこれこそは、まさに偉大なる勝利。
このようなもの(の獲得)のためにこそ、勤行者たちは、(現世で)勤行するがよい」。[1]
一体それが、より善い御もてなしなのか、それともザックームの木[1]か?
本当にわれらはそれを、不正*者たちの試練としたのだ。
実にそれは、火獄の奥底に生え出る木。
その実は、あたかもシャイターン*の頭のよう(に醜い)。
本当に彼ら(シルク*の徒)は、まさしくそこから食べ、それで腹を満たすことになる。
それから彼らの戻り場所こそは、まさに火獄なのだ。
本当に彼らは、自分たちの先祖が(シルク*を犯して)迷っているのを認め、
その跡を辿って急ぐのだから(、そのような結末となったのである)。
彼ら以前にも確かに、昔の人々の多くが(真理から)迷った。
そしてわれら*は確かに、彼らに警告者たちを遣わしたのである。
ならば、見てみるがよい。警告された者たちの結末がいかなるものであったかを?
但し、精選されたアッラー*の僕たち[1]は別であるが。
但し、精選されたアッラー*の僕たち[1]は別であるが。
ヌーフ*は確かに、われら*に呼びかけた[1]。(彼に)応えられるお方の、何とまさしく素晴らしいことか。
そしてわれら*は、彼とその家族をこの上ない苦悩[1]から救った。
また、われら*はその子孫を(溺れずに)生き残る者とした。
そして後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。[1]
全創造物において、ヌーフ*に平安を。[1]
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者[1]たちに報いるのだ。
実に彼(ヌーフ*)は、信仰者であるわれら*の僕たちの一人である。
それからわれら*は、(信仰者ではない)他の者たちを溺れさせた。
また、彼(ヌーフ*)の党派[1]の一人が、まさしくイブラーヒーム*である。
彼が健全な心[1]と共に、その主*の御許へやって来た時[2]のこと。
彼がその父と民に、(こう)言った時。「あなた方は、何を崇めているのですか?」
でっち上げ、つまりアッラー*以外の神々[1]を、あなた方は求めているのですか?
全創造物の主*についての、あなた方のご推測はいかがなものなのですか?[1]」
そして彼(イブラーヒーム*)は、星々の方へと視線をやると、[1]
(民に)言った。「本当に私は、病気なのです」。
こうして彼らは背を向けて、(イブラーヒーム*を後に)立ち去った。
それから彼(イブラーヒーム*)は、彼らの神々(彫像)のところへ赴き、(蔑んで)言った。「あなた方は、(供え物の食事を)食べないのか?
あなた方が喋らないのは、どういうことか?」
そして彼は右の手で殴り(壊し)つつ、それらを回った。
こうして彼ら(民)は、彼(イブラーヒーム*)のもとに、駆け足でやって来た。
彼(イブラーヒーム*)は言った。「一体あなた方は、自分たちが彫ったものを崇めるのですか?
アッラー*があなた方と、あなた方が行うもの[1]をお創りになったというのに?」
彼らは言った。「彼のために建屋を建て(て、そこに火をつけ)、彼を火獄の中へと放り込んでしまえ」。[1]
こうして彼らは彼(イブラーヒーム*)に策略を望んだが、われら*は彼らを敗北者とした。
また、彼は言った。「私はまさしく、我が主*の御許へと赴く[1]者である。かれは私を、お導き下さろう。
我が主*よ、私に正しい者*たちから(の者となる子供を)、お授け下さい」。
それでわれら*は、彼に、寛大な(者となる)男児(イスマーイール*)の吉報を伝えた。
こうして、彼(イスマーイール*)が彼(イブラーヒーム*)と共に働くようになるまで成長した時、彼(イブラーヒーム*)は言った。「息子よ、実に私は夢で、私がお前のことを屠るのを見る[1]のだ。ならば、お前はどう思うか、考えてみるがよい」。彼(イスマーイール*)は言った。「お父さん、あなたが命じられることをして下さい。あなたはーーアッラー*がお望みならーー、私が忍耐*強い者であることを見出すでしょう」。
こうして彼らが(主*のご命令に)服し、彼(イブラーヒーム*)が彼(イスマーイール*)を、こめかみを(地面に)つけて(横向きに)倒した時、
われら*は彼に呼びかけた。「イブラーヒーム*よ、
あなたは確かに夢を確証した。実にわれら*は善を尽くす者[1]たちに対し、このように報いるのだ。
本当にこれこそはまさしく、紛れもなき試練であった」。
そしてわれら*は彼(イスマーイール*)を、この上ない犠牲で償った。[1]
そして後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。[1]
イブラーヒーム*に平安を。[1]
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者[1]たちに報いるのだ。
実に彼(イブラーヒーム*)は、信仰者であるわれら*の僕たちの一人である。
またわれら*は彼(イブラーヒーム*)に、(後に)正しい者*の一人である預言者*となる、イスハーク*(誕生)の吉報を伝えた。
そしてわれら*は、彼(イブラーヒーム*)とイスハーク*を祝福した。彼ら二人の子孫には、善を尽くす者[1]もいれば、自らに明らかな不正*を働く者もいる。
またわれら*は確かに、ムーサー*とハールーン*に(預言者*としての使命という)恵を授けた。
そして彼ら二人とその民(イスラーイールの子ら*)を、この上ない苦悩[1]から救った。
またわれら*は彼らを助け、彼らはまさに(フィルアウン*とその民に対する)勝利者となった。
そしてわれら*は彼ら二人に解明の啓典[1]を授け、
彼ら二人をまっすぐな道(イスラーム*)へと導いた。
また後世の人々の内に、彼ら二人へ(の賛美を)残しておいた。[1]
ムーサー*とハールーン*に平安を。[1]
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者[1]たちに報いるのだ。
実に彼ら二人は、信仰者であるわれら*の僕たちの内の者である。
また実にイルヤース*は、まさしく(預言者*として)遣わされた者の一人であった。
彼がその民に、(こう)言った時。「一体あなた方は、(アッラー*を)畏れ*ないのか?
一体あなた方はバァル[1]に祈り、創造する者の内でも最善のお方(アッラー*)を放ったらかしにするというのか?
アッラー*を、つまりあなた方の主*であり、あなた方の昔の先祖の主を?」
そして彼らは、彼(イルヤース*)を噓つき呼ばわりした。ゆえに、本当に彼らは(復活の日*、)必ずや(懲罰へと)連行される者となる。
但し、精選されたアッラー*の僕たち[1]は別であるが。
またわれら*は、後世の人々の内に、彼へ(の賛美を)残しておいた。[1]
イル・ヤースィーン[1]に平安を。[2]
本当にわれら*はこのように、善を尽くす者[1]たちに報いるのだ。
実に彼(イルヤース*)は、信仰者であるわれら*の僕たちの一人である。
また、実にルート*は、まさに(預言者*として)遣わされた者の一人であった。[1]
われら*が彼とその家族を、皆救い出した時のこと。
但し、残っ(て滅ぼされ)た者たちの一人であった老女[1]だけは、別だったが。
それからわれら*は、(信仰者ではない)他の者たちを滅ぼした。
そして(マッカ*の民よ)、本当にあなた方はまさしく、彼ら(ルート*の民)のもとを朝に通り過ぎている。[1]
また、夜にも。一体、あなた方は弁えないのか?
また実にユーヌス*は、まさに(預言者*として)遣わされた者の一人であった。
彼が(自分の民に立腹して、)満載の船へと逃げた時のこと。[1]
そしてくじ引きをし、彼(ユーヌス*)は負けた内の者となった。[1]
こうして(ユーヌス*は海に落とされたが)、大魚が彼を呑み込んだ。彼は咎められるべき者であった。
もし彼が、(アッラー*を)よく称える*者の一人でなかったなら、[1]
彼らが蘇らされる(復活*の)日まで、その腹の中に留まったことであろう。[1]
こうしてわれら*は彼を(大魚の腹の内から)、弱り切った状態で、不毛の地に放り投げた。
そしてわれら*は彼の上に、瓜の木[1]を一本、生やしてやった。
またわれら*は彼を十万人、いや、それ以上(の民)へと遣わした。[1]
そして彼らは信じ、われら*は彼らを(彼らに死が訪れる)その時まで楽しませておいた。
ならば、(使徒*よ)、彼ら(マッカ*の不信仰者*たち)に尋ねよ。一体あなたの主*には娘があり、彼らには息子があるのか、と。[1]
それとも、われら*は彼らが立ち会う中、天使*を女として創ったのか?
本当に彼らはでっち上げて、まさに(こう)言っているのではないか。
「アッラー*は子供をお産みになった」。本当に彼らは、まさしく噓つきなのだ。
一体かれが、息子を差しおいて娘をお選びになったというのか?
一体、あなた方はどうしたことか?あなた方はいかに(不当な)決め方をするのか?
一体、あなた方は教訓を受けないのか?
いや、一体あなた方には(そのような主張への、)紛れもない証拠でもあるというのか?
では、あなた方の啓典を持って来てみよ。もし、あなた方が本当のことを言っているのなら。
彼ら(シルク*の徒)は、かれ(アッラー*)とジン*の間に近親関係をもうけた。そしてジン*は確かに、彼ら(シルク*の徒)が(復活の日*、懲罰へと)まさしく連行されることを、知っているのだ。[1]
彼らの言うようなことから(無縁な)、アッラー*に称え*あれ。[1]
但し、精選されたアッラー*の僕たち[1]は別であるが。[2]
(シルク*の徒よ、)本当にあなた方と、あなた方が(アッラー*を差しおいて)崇めているもの、
あなた方はそれゆえに、(誰かを)迷わせる(ことが出来る)者ではない、
(不信仰ゆえに)火獄に入り炙られる(ことになる、とアッラー*によって定められた)者を除いては。
(天使*たちは、言う。)「私たちの内で、(天に)特定の持ち場[1]がない者はいない。
私たちこそは、まさしく(アッラー*に仕えるため)整列する者。
そして本当に私たちこそは、(アッラー*を)称える*者」。
(預言者*よ、あなたが遣わされる前、)本当に彼ら(マッカ*の不信仰者*ら)は、(こう)言っていた。
「もし私たちのもとに、昔の人々からの教訓[1]があったならば、
私たちは、精選されたアッラー*の僕[1]であったのに」。
しかし彼らは(使徒*ムハンマド*がクルアーン*を携えて到来した時)、それを否定した。ならば、彼らは(来世での自分たちの結末を)知るであろう。
遣わされた者であるわれら*の僕たちには確かに、(彼らが理論と力によって勝利するとの)われら*の言葉が、既に定められている。
本当に彼らこそは、援助される者。
また本当にわれら*の軍勢こそは、勝利者。
ならば(使徒*よ、)その時まで、彼らから背を向けよ。[1]
そして彼ら(が、そんな目にあうか)を見ておけ。そうすれば、彼らはやがて(懲罰を)見ることとなろう。
一体彼らは、われら*の懲罰を性急に求めるのか?[1]
そしてそれが彼らの庭に到着する時、警告されていた者たちの朝は、何と忌まわしいことだろうか。[1]
ならば(使徒*よ、)その時まで、彼らから背を向けよ。[1]
そして彼ら(が、どんな目にあうか)を見ておけ。そうすれば、彼らはやがて(懲罰を)見ることとなろう。
彼らの言うようなことから(無縁な)、あなたの主*、権勢の主*に称え*あれ。
また遣わされた者たちに、平安を。[1]
そして全創造物の主*アッラー*に、称賛*あれ、