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The Noble Qur'an Encyclopedia

Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languages

The Smoke [Ad-Dukhan] - Japanese translation - Saeed Sato

Surah The Smoke [Ad-Dukhan] Ayah 59 Location Maccah Number 44

ハー・ミーム[1]。

解明する啓典[1]に誓って。

本当にわれら*は祝福あふれる(誉れの)夜*に、それを下した。われら*こそは、もとより(使徒*を遣わし、啓示を下す)警告者なのだ。

あらゆる的確な物事はそこで、決定される。[1]

われら*の御許からの命令として(、決定される)。われら*こそはもとより、(使徒*たちをその民に)遣わす者。

(使徒*よ、)あなたの主*からのご慈悲として(、使徒*たちは遣わされるのだ)。本当にかれこそは、よくお聞きになるお方、全知者であられる。

諸天と大地、その間にあるものの主(からのご慈悲として)。もし、あなた方が(そのことを)確信する者だったのなら(、アッラー*を信じよ。)

かれの外に、崇拝*すべきいかなるものもない。かれは生を与えられ、死を与えられるお方。あなた方の主*と、あなた方の昔の先祖の主*である。

いや、彼ら(シルク*の徒)は疑念の中で戯れている。

ならば(使徒*よ)、天が明らかなる煙霧をもたらす日を待て。[1]

それ(煙霧)は人々を包み込む。(そして彼らには、こう言われる)。「これが痛ましい懲罰だ」。

(すると彼らは言う)。「我らが主*よ、私たちから懲罰を取り除いて下さい。本当に私たちは、(あなたを)信じる者となりますから」。[1]

(この期に及んで、)どうして彼らに教訓などあろうか?彼らのもとには解明の使徒[1](ムハンマド*)が確かに到来したというのに。

それから彼らは彼(使徒*)から立ち去り、言ったのだ。「(ムハンマド*は使徒*などではなく、)教授された者[1]、憑かれた者[2]である」。

実にわれら*は少しの間、(あなた方から)懲罰を取り除こう。本当にあなた方は、(不信仰と迷妄へと)回帰する者となろうから。

われら*が(全ての不信仰者*を)、最大の制圧によって制圧する(復活*の)日のこと(を思い起こせ)。本当にわれら*は報復者なのだ。

われら*は確かに彼ら以前、フィルアウン*の民を試練にかけた。そして彼らのもとには高貴な使徒*(ムーサー*)が到来したのだ。

(ムーサー*は彼らに言った。)「アッラー*の僕たち(イスラーイールの子ら*)を、私にお渡し下さい[1]。本当に私は、あなた方への誠実な使徒*なのです。

そして(私を否定することで)、アッラー*に対して思い上がりませんよう。本当に私はあなた方に、紛れもない明証[1]を携えて来たのですから。

また本当に私は、我が主*とあなた方の主*(であるアッラー*)に、あなた方が私を(石で)打ち殺すこと[1]からのご加護を乞いました。

そして、もし私を信じないのなら、私のことを放っておいて下さい」。

(しかし彼らはムーサー*を、放ってはおかなかった。)それで彼(ムーサー*)は、彼の主*に祈った。これらの者たちは、罪悪の民なのです、と。

ならば(ムーサー*よ、信仰した)わが僕たちと共に、夜に旅立て。実にあなた方は、(フィルアウン*とその民から)追われる身となろう。[1]

そして海を(閉じずに、割れて)空いたままにせよ。本当に彼らは、溺れる軍勢なのだから。[1]

彼らは一体、どれだけの果樹園と泉を残し(て滅び)たのか?

また作物と、麗しい住まいを?

そして(恩恵の)享受を?彼らはそこで、喜々としていたのだ。

このように(、われら*はわれら*に反逆する者を、滅ぼすのである)。そしてわれら*はそれら(の恩恵)を、別の民(イスラーイールの子ら*)に引き継がせたのだ。

それでも天も大地も、彼ら(の滅亡への悲しみ)ゆえに泣くことはなかった[1]し、彼らは(懲罰を)猶予されもしなかった。

われら*は確かに、イスラーイールの子ら*を屈辱的な懲罰から救った。

フィルアウン*から(、彼らを救った)本当に彼は高慢で、(アッラー*の法の侵犯に)度を越した者たちの一人だった。

われら*は彼ら(イスラーイールの子ら*)を知識と共に、全ての者の上に選び上げた。[1]

そして彼らに御徴[1]の内から、明らかな試練(と恩恵)を含むものを授けたのだ。

本当に(使徒*よ、あなたの民である)これらの者たちは、まさしく(こう)言っている。

「それ(死)は、私たちの最初(で最後)の死に外ならず、私たちは(死後)生き返される者などではないのだ。

では、(既に他界している)私たちのご先祖様を連れてきてみよ。もしあなた方が、本当のことを言っているならば」。

一体彼らは(シルク*の徒)がより優れているのか、それともトッバゥの民[1]と、彼ら以前の(不信仰)者*たちか?われら*は彼らを滅ぼしたのだ。本当に彼らは、罪悪者であった。

われら*は諸天と大地、その間にあるものを、遊び半分で創ったのではない。

われら*がそれらを創造したのは、真理ゆえに外ならないのだ[1]。しかし彼らの大半は、(そのことを)知らない。

本当に裁決の日[1]は、彼ら全員の約束の時である。

味方同士が少しも益し合うことはなく、助けられることもない日。[1]

但し、アッラー*がご慈悲をおかけになった(信仰)者は別である。本当にかれこそは、偉力ならびない*お方、慈愛深い*お方なのだから。

(その実は、)罪に溺れた者の食べ物で、

腹の中で煮え立つ、溶けた鉛のようなもの。

煮えたぎる湯の沸騰のように。

「彼を捕まえ、火獄の真ん中へと彼をしょっぴいていけ。

それから彼の頭上に、煮えたぎる湯の懲罰を注ぎかけてやれ」。[1]

(そして罪に溺れたその者には、こう言われる)。「(罰を)味わえ。あなたこそは、偉大な者、高貴な者なのだから」。[1]

実にこれは、あなた方が(現世で)疑わしく思っていたものなのである。

本当に敬虔な*者たちは(来世で)、安全な居場所にある。

彼らはお互いに向かい合って、精巧な絹地と重厚な絹地のものを身にまとっている。[1]

(それらの恩恵と)同様に、われら*は彼らに、麗しい眼の色白の女性たち[1]を連れ添わせる。

彼らはそこで安泰に、あらゆる果実を持って来させる。

彼らはそこで、(現世での)最初の死の外、死を味わうことがない。そしてかれ(アッラー*)は、彼らを火獄の懲罰からお守り下さったのだ。

あなたの主*からのご恩寵ゆえに。それこそは偉大なる勝利。

(使徒*よ、)われら*それ(クルアーン*)を、あなたの言葉(であるアラビア語)によって容易なものとしたのだ。(それは)彼らが教訓を受けるように、とのためである。

ならば(使徒*よ)待つのだ[1]。実に彼らも、待つ者たち[2]なのだから。