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The Noble Qur'an Encyclopedia

Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languages

Muhammad [Muhammad] - Japanese translation - Saeed Sato

Surah Muhammad [Muhammad] Ayah 38 Location Madanah Number 47

不信仰であり、アッラー*の道から(人々)を阻んだ者たち、かれ(アッラー*)は彼らの行いを無に帰させ給う。

そしてかれは、信仰し、正しい行い*を行い、ムハンマド*に下されたものーーそれはかれらの主*からの真実ーーを信じる者たちの悪行を帳消しにされ、(現世と来世における)彼らの諸事を正される。

ゆえに(信仰者たちよ)、あなた方が不信仰に陥った者*たちと(戦場で)会ったならば、首への打撃を(食らわせよ)。やがて、あなた方が彼らを徹底的に痛めつけたならば、戦争が幕を引くまで(捕虜に)綱を縛りつけ、後に情けをかけて(無償で解放して)やるか、身代金(を受け取って解放する)か(、するのだ)。[1]。(事は、)そうなのである。そしてアッラー*がお望みであったなら、(信仰者たちを、戦いなしで)彼ら(不信仰者*たち)に勝利させられただろう。だが(戦いが定められたのは)、あなた方の一方を別の一方で試練[2]におかけになるため。かれ(アッラー*)は、アッラー*の道において殺された(信仰)者たちの行い(に対する報い)を、無に帰させ給わない。

かれ(アッラー*)は、彼らを導かれ、その諸事を正して下さろう。

そして彼らを、天国に入れて下さる。かれはそれを、彼らにご教示されたのだ[1]。

信仰する者たちよ、もしあなた方がアッラー*(の宗教)を援助[1]するならば、かれ(アッラー*)はあなた方を援助され、(戦いにおいて)あなた方の足を堅固にして下さろう。

不信仰に陥った者*たち、彼らには没落があり、かれ(アッラー*)はその行いを無に帰させ給う。

それというのも、彼らがアッラー*が下されたもの(クルアーン*)を嫌ったためである。それでかれ(アッラー*)は。彼らの行いを台無しにされたのだ。

一体、彼ら(不信仰者*たち)は地上を旅して、彼ら以前の(不信仰)者*たちの結末が、どのようなものであったかを見なかったのか?アッラー*は彼らに対して破壊し尽くし給うたのであり、不信仰者*たちには(彼らを襲ったのと)同様のものがある。

それというのも、アッラー*こそが信仰する者たちの庇護者*であり、不信仰者*たちには庇護者などないからなのだ。

本当にアッラー*は、信仰し、正しい行い*を行う者たちを、その下から河川が流れる楽園に入れて下さる。一方、不信仰に陥った者*たちは(現世を)楽しみ、まるで家畜が食べるように(ひたすら)食べている。(地獄の)業火が、彼らの住処なのだ。

(使徒*よ、)われら*は、あなたを追い出した、あなたの町(マッカ*)よりも強力な町(の民)を、一体どれだけ滅ぼしたことか?そして彼らには、いかなる援助者もなかったのだ。

その主*の御許からの明証に依拠する者は、(シャイターン*によって)自分の悪行が目映く見せられ、自分たちの欲望[1]に従う者と同様であろうか?

敬虔な*者たちに約束された天国の様子(とは、このようなもの):そこには、濁ることのない水の河川、その味わいが変わらない乳の河川、飲む者にとって美味な酒の河川、純粋な蜂蜜の河川がある。また、そこには彼らのためにあらゆる果実と、彼らの主からの(罪の)お赦しがある。(一体、この天国の中にある者は、)業火に永遠に留まり、煮えたぎる湯を飲ませられて腸が散り散りになってしまう者と、同様であろうか?

(預言者*よ、)彼ら(偽信者*たち)の内には、(理解することなく、ふざけ半分で)あなたに耳を傾ける者もいる。挙げ句、彼らはあなたのもとから出て行くと、(啓典の)知識を授けられた者たちに(、嘲笑してこう)言うのだ。「今、彼(ムハンマド*)は何を語ったのか?」アッラー*は、それらの者たちの心を(真理の理解から)塞がれた[1]のであり、彼らは(不信仰と迷妄において)自分たちの欲望に従ったのである。

一方、導かれた者たち[1]はといえば、かれ(アッラー*)から導きを上乗せされ、敬虔さを授けられる。

彼ら(真理を嘘呼ばわりする者たち)は、(復活の)その時が自分たちのもとに突然やって来るのを、待っているだけなのか?その予兆[1]は、確かに到来したというのに。彼らのもとに(復活の時が)訪れた時、どうしても彼らの教訓(に益)があろうか?[2]

ならば(預言者*よ)、アッラー*の外には(真に)崇拝*されるべき何ものもないことを知り、自分の罪のお赦しを乞うのだ。そして男の信仰者たちと、女の信仰者たちのためにも(罪の赦しを乞え)。アッラー*はあなた方の動作も、あなた方の住処[1]もご存知であられる。

信仰する者たちは、言う。「どうして、(私たちに不信仰者*たちとの戦いを命じる)スーラ*が下されないのですか?」そして明確なスーラ*が下され、そこで戦い(の命令[1])が言及された時、(預言者*よ、)あなたは心に病がある者[2]たちが、死(の恐怖)ゆえに気絶する者の視線で、あなたを凝視するのを目にする。彼らには先決であるのに、[3]

(アッラー*への)服従と、適切な言葉[1]が。(不信仰者*との戦いという)ご命令が決定した時、彼らがアッラー*に正直だったなら、それが彼らにとってより善いことであったのだ。

あなた方は、もし(イスラーム*の教えから)背を向けたら、地上で腐敗*を働いたり、自分たちの近親関係を断絶したりするのではないか?

それらの者たちは、アッラー*が呪われ[1]、聾にされ、その目を盲目にされた[2]者たち。

一体、彼ら(偽信者*たち)は、クルアーン*を熟慮しないのか?いや、心に錠がかけられているのだ。

本当に、導きが明らかにされた後に及んで、背中を向けて(不信仰へと)退いた者たちに、シャイターン*は(彼らの過ちを)目映く見せ、彼らに(欺きの願望を)長引かせた[1]のだ。

それというのも彼らが、アッラー*が下されたものを嫌った者たちに対し、(こう)言った[1]からである。「私たちはいくつかの事において、あなた方に従おう」。アッラー*は、彼らの秘密をご存知だというのに。

では、天使*たちがその顔と背中を殴りつけつつ、彼ら(の魂)を取り上げる時(の状況)は、いかなるものとなろうか?[1]

それというのも彼らは、アッラー*を激怒させることに従い、かれのご満悦を嫌ったからなのだ。それでかれ(アッラー*)は、彼らの行い(の褒美)を台無しにされたのである。

いや、心の中に病がある者たちは、アッラー*が彼らの(イスラーム*とムスリム*に対する)憎悪を(信仰者たちの眼前に)引き出されないとでも思い込んでいたのか?

そして(預言者*よ)、もしわれら*が望めば、われら*はあなたに彼らを(特定して)見せ、あなたは必ずや彼らをその特徴で知るであろう。また、あなたは必ずや(彼らの意図が見え隠れする)含みを持たせた言葉によって、彼らを知るのだ。アッラー*は、あなた方の行いをご存知である。

また(信仰者たちよ)、われら*は必ずや、あなた方を試練[1]にかける。われら*が、あなた方の内の努力奮闘する者たちと、忍耐*ある者たちを如実に表し、あなた方の消息[2]を試すために。

本当に不信仰であり、アッラー*の道から(人々を)阻み、自分たちに導きが明らかになった後に使徒*に歯向かった者たちは、少しもアッラー*(の宗教)を害することなどない。そしてかれ(アッラー*)はいずれ、彼らの行いを台無しにされるのである。

信仰する者たちよ、アッラー*に従い、使徒*に従え。そしてあなた方の行いを、(不信仰や罪で)無駄にしてはならない。

本当に不信仰であり、アッラー*の道から(人々を)阻み、それから不信仰者*のまま死んだ者たちを、アッラー*がお赦しになることはないのだ。

ならば(信仰者たちよ)、あなた方が優位者であるというのに、弱気になったり、講和へと呼びかけたりしてはならない[1]。アッラー*は(その勝利と援助によって)、あなた方と共にあり、あなた方の行い(の褒美)を減らしたりはされないのだ。

現世の生活とは、遊興と戯れに過ぎない[1]。もし、あなた方が信仰し、(アッラー*を)畏れる*なら、かれはあなた方にその褒美を授けられる。そして、あなた方の財産を(浄財*として、全て)要求されることはない。

もし、かれ(アッラー*)がそれをあなた方に要求され、あなた方を無理強いさせられるならば、あなた方は出し惜しみし、かれはあなた方の憎悪を引き出されるだろう。

ほら、(信仰者たちよ、)あなた方という人たちは、アッラー*の道において出費することへと招かれているのに、あなた方の内には出し惜しみする者がいる。出し惜しみする者は誰でも、自分自身に出し惜しみしているに外ならない[1]。アッラー*が満ち足りた*お方なのであり、あなた方が貧しい者たちなのだ。そして、もしあなた方が(アッラー*への信仰と服従に)背を向けるなら、かれ(アッラー*)はあなた方ではない別の民と(あなた方を)交換され、それから彼らはあなた方のように(アッラー*に不服従に)なることもないであろう。