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The Noble Qur'an Encyclopedia

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The winnowing winds [Adh-Dhariyat] - Japanese translation - Saeed Sato

Surah The winnowing winds [Adh-Dhariyat] Ayah 60 Location Maccah Number 51

ばらばらと、撒き散らすもの[1]にかけて、[2]

また、重厚なものを運ぶもの[1]にかけて、

また、なめらかに走るもの[1]にかけて、

また、ご命令を分配するものたち[1]にかけて(誓う)。

本当に(人々よ)、あなた方に約束されていること(復活と清算)は、まさしく真実である。

そして本当に、応報は必ず起こる。

(創造)美を備えた天にかけて(誓う)。

本当に(噓つきたちよ)、あなた方は(使徒*とクルアーン*について、)まさに相異なる(混乱した)言説[1]の中にある。

(アッラー*の明証に背を向けたため、信仰から)背かされた者は、そこ[1]から背かされる。

噓つきたちが、成敗されますよう。

(彼らは)不注意にも、(不信仰と迷いの)奥底に漬かり切っている者たち。

彼らは、報いの日*はいつなのか、と(嘲笑しつつ)尋ねる。[1]

(その日とは)彼らが、業火で熱され(るという試練にかけられ)る日。

(彼らには、こう言われる。)「あなた方が(現世で)性急に求めていた(、業火の懲罰という)試練を、味わうがよい」。

本当に敬虔な*者たちは、楽園と泉の中にある。

彼らの主*が授けて下さった(お望みの)ものを、手にしつつ、本当に彼らは以前(現世で)、善を尽くす者[1]たちだったのだから。

彼らが眠っていたのは、(タハッジュド[1]のため、)夜の僅かな時間だけだった。

また明け方には、(アッラー*に罪の)赦しを乞うていた。[1]

また彼らの財産の内には、(他人に施しを)求める者にも、(それを)禁じられた者[1]にも、(与えることを決めた)権利があった。

また大地には、(アッラーの唯一性*を)確信する者たちにとっての(、かれの全能性を示す)御徴がある。

そして、あなた方自身の(創造の)内にも。一体、あなた方は(それに無頓着で)目を開かないのか?

また天には、あなた方の糧と、あなた方に約束されているもの[1]がある。

そして天地の主*にかけて、本当にそれ[1]はまさしく真理なのだ。ちょうど、あなた方が喋る(ことに対し、自分自身、その事実を疑うことがない)のと同様に。

(使徒*よ、)あなたのもとに、イブラーヒーム*の貴い客人たち(人間の姿を借りた天使*たち)の話[1]は届いたか?

彼ら(天使*たち)が、彼(イブラーヒーム*)のところに入り、「(あなたに)平安を[1]」と言った時。彼(イブラーヒーム*)は言った。「(あなた方にこそ、)平安を」。ーー彼らは、見慣れない民であるぞーー。

それで彼(イブラーヒーム*)は家族の方へと席を外すと、肥えた仔牛(の焼き肉)を持って(客人のところへと)やって来た。

そして、それを彼らに差し出した。「どうぞ、召し上がって下さい」と言いつつ。

(しかし、彼らが手を出さなかったので、)彼(イブラーヒーム*)は彼らに恐怖心を抱いた。彼らは言った。「怖がらなくてもよい(、私たちはアッラー*からの御使いである)」。そして彼に、有識な男の子[1]の(誕生についての)吉報を告げた。

すると彼(イブラーヒーム*)の妻(サーラ)は、(それを聞くと客人たちのところへと)声を上げて赴き、自分の顔を叩きつつ[1]、言った「(私は、)年寄りで、不妊ですのに!」

彼ら(天使*たち)は言った。「そのように、アッラー*が仰せられたのだ。本当にかれこそは、英知あふれる*お方、全知者なのだから」。

彼(イブラーヒーム*)は、言った。「では、あなた方のご用件は何なのでしょう、御使いたちよ」。

彼らは、言った。「本当に私たちは、罪悪者である民[1]へと遣わされたのである。

彼らの上に、泥土からなる石つぶてを送るため。

(放逸さと罪において)度を越している者たちに対し、あなたの主*の御許で印をつけられた(石つぶてを)」。[1]

こうしてわれら*は信仰者だった者たちを、そこ(ルート*の民の町[1])から脱出させた。

われら*はそこに、服従する者(ムスリム*)たちの一家[1]しか、見出さなかった。

そしてわれら*は、痛ましい懲罰を怖れる者たちへの御徴[1]を、そこに残したのである。

ムーサー*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼を、紛れもない明証[1]と共にフィルアウン*へと遣わした時のこと。

そして彼(フィルアウン*)は、自らの後ろ盾[1]と共に(信仰から)背き、言った。「(ムーサー*)は)魔術師か、あるいは憑かれた者[2]である」。

それで、われら*は彼とその軍勢を捕らえ、彼らを海原へと放り棄てた[1]。彼(フィルアウン*)は、(その不信仰ゆえ)、咎められる者であった。

アード*にも(、われら*は御徴を残した)。われら*が彼らに、不吉な風を送った時のこと。

それは、それが届いたいかなるものも、朽ち果てた骨とせずにはおかなかった。

サムード*にも(、われら*は御徴を残した)。彼らに「暫くの間、楽しんでいいるがよい」と言われた時のこと。

そして彼らは自分たちの主*のご命令に反抗した[1]ので、彼らの眼前で、稲妻が彼らを捕らえた。

それで彼らは(懲罰から)立ち上がることも叶わなければ、(自分たちを)救うことも出来なかった。

(彼ら)以前には、ヌーフ*の民も(、滅ぼした)。本当に彼らは、放逸な民だったのだから。

われら*は天を、偉力によって築いた。われら*こそは、まさに力量あふれる者なのだ。

また、大地。われら*はそれを敷き広げた。そして均し整える者の、何と素晴らしいことか。

また、われら*はあらゆるものに番い[1]を創った。(それは)あなた方が、教訓を受けるようにするためである。

ならば(使徒*よ、こう言うのだ、)「(人々よ、)アッラー*へと避難せよ[1]。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。

そしてアッラー*と共に、別の神[1]を(崇拝*の対象として)拝してはならない。本当に私は、かれからの明白なる警告者なのである」。

(クライシュ族*の不信仰者*たちと)同様に、彼ら以前の(不信仰)者*たちのもとに使徒*が到来した時には、彼らは決まって「(彼は)魔術師か、憑かれた者[1]だ」と言ったものだった。

一体、彼らはそのことを勧め合っていたのか?[1]いや、彼らは放逸な民であった。

ならば(使徒*よ)、彼ら(シルク*の徒)に背を向けよ[1]。あなたは(誰からも)、咎められる者ではないのだから。

そして(同時に、人々に)教訓を与えよ。本当に教訓は、信仰者たちの役に立つのだから。

われがジン*と人間を創造したのは、彼らがわれ(のみ)を崇拝*するために外ならない。

われは彼らから糧が欲しいわけでもなければ、彼らがわれに食べさせてくれるのを欲しているわけでもない。

実にアッラー*こそは糧を授けられるお方、強力さの主、力みなぎるお方なのだから。

ならば。(預言者*ムハンマド*を噓つき呼ばわりするという(不正*を働いた者たちにこそは、彼らの仲間たち[1]の罰と同様の罰がある。彼らはわれに、(それを)性急に求めてはならない[2]。

不信仰である者*たちに、彼らが(懲罰を)約束されている、彼らの日[1]の災いあれ。