The Noble Qur'an Encyclopedia
Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languagesThe Event, The Inevitable [Al-Waqia] - Japanese translation - Saeed Sato
Surah The Event, The Inevitable [Al-Waqia] Ayah 96 Location Maccah Number 56
(復活の日*という)出来事が起こる時。
それが起きるのを、嘘とする者はいない。
(その出来事は、ある民を地獄へと)下げ、(ある民を天国へと)上げる。
大地は激しく揺れ動き、
山々は細かく砕け散って、
ばらばらの塵屑となり、[1]
あなた方(人々)が三つの種類[1]となる時。
また左側の徒、左側の徒とは何か?[1]
そして(現世で善に)先んじる者たちは、(来世で高い位へと)先んじる者たち。
それらの者たちは、(アッラー*の御許における)側近である、
安寧の楽園において。
(彼ら側近たちは、)先代の者たちから多く、
後代の者たちからは少ない[1]。
(金銀宝石で)刺繍された寝台の上に、
その上に寄りかかって、互いに向かい合いつつ。[1]
永遠の少年たちが、彼らの周りを(奉仕のために)回って歩く。
杯と、水差しと、(酒*の)湧き水からの盃を携えて。
彼らはそれ(酒*)ゆえに頭痛を催すことも、理性を失うこともない。
また(永遠の少年たちは)、彼ら(側近たち)が選り取りの果実と、
彼らが欲する鶏肉を(携えて、彼らを回って歩く)。
また(彼らには)、麗しい眼の色白の女性たちがいる、[1]
秘められた真珠のような(女性たちが)、
彼らが(現世で)行っていた(正しい)ことゆえの、報いとして。
彼らはそこで、戯言[1]も罪な言葉も、耳にすることがない。
ただ、「(あなた方に)平安を、(あなた方に)平安を[1]」という(互いに交わサれる)言葉を聞くだけ。
そして右側の徒、右側の徒[1](の大いなる位と報い)とは何か?
(彼らは、)棘のないスィドル[1]、
折り重なるバナナ[1]、
(消え入ることなく)行き渡る陰、
(涸れることなく)流れる水、
ふんだんな果実の中にいる。
絶えることがなく、禁じられもしない(果実の中に)。
また、高く上げられた寝床(の中に)。
本当にわれら*は彼女(天国の女性)たちを、(完全な形に)創り上げ[1]、
彼女たちを処女とし、
愛らしく、(彼女ら自身が互いに)同い年の女性とした。
右側の徒のために。
(彼らは、)先代の者たちから多く、
後代の者たちからも多い。
そして左側の徒、左側の徒[1](の状態と報い)とは何か?
(彼らは、)熱風と煮えたぎる湯、
黒煙の陰の中。
涼しくも、麗しくもない(陰の中にいる)。
本当に彼らはそれ以前、(現世で禁じられた)贅を尽くしていた者たちだったのであり、
この上ない罪[1]に固執し、
(こう)言っていたからなのだ。「一体、私たちが死んで砂と骨と化した後、本当に蘇らされるというのか?
そして、私たちの先代のご先祖様たちも?」
(使徒*よ、)言ってやるがいい。「本当に先代の者たちも、後代の者たちも、
(復活の日*という)定められた日の定められた時に、まさしく集められるのである。
それからーー(アッラー*のお約束を)嘘呼ばわりする迷い人たちよーー、本当にあなた方は、
まさにザックームの木[1]から食べ、
その上に煮えたぎる湯を飲み、
喉を渇かせたラクダが飲むように、(それを)飲む者たち。
これが報いの日*の、彼ら(へ)の御もてなし[1]である。
(人々よ、)われら*があなた方を、創ったのだ。なのに、どうしてあなた方は(死後の復活を)信じないのか?
言ってみよ、あなた方が(自分たちの妻の子宮に)射精するものについて。
一体、あなた方がそれを(人間として)創るのか?それとも、われら*が創造者なのか?
われら*はあなた方(各々)の間に、死(の時期)を定めたのであり、不能者などではない、
われら*が(あなた方を、)あなた方と同様の存在と取り替え、あなた方をあなた方が知らない形に創造することにおいて。[1]
あなた方は確かに、最初の創造を知っている。なのに、どうして(アッラー*は二度目の創造もされるとの、)教訓を得ないのか?[1]
言ってみよ、あなた方が耕すものについて。
一体、あなた方がそれ(作物)を生育させるのか?それとも、われら*が生育者なのか?
もし望んだなら、われら*はそれを木っ端微塵にし、あなた方は(その罰に)驚愕したままとなっただろう。
「本当に私たちは、破滅者である。
いや、私たちは(糧を)禁じられてしまったのだ」(と言いつつ。)
言ってみよ、あなた方が飲むもの(水)について。
一体、あなた方がそれを雲から(地上へ)降らすのか?それとも、われら*が降らす者なのか?
もし望んだなら、われら*はそれを辛いものとしたのだ。なのに、どうしてあなた方は感謝しないのか?
言ってみよ、あなた方が点す火について。
一体、あなた方が(火種とする)その木を創ったのか?それとも、われら*が(その)創造者なのか?
われら*はそれを(復活と地獄の業火を想起させる)教訓と、広漠な地にある者[1]たちへの益としたのだ。
ならば(預言者*よ)、この上なく偉大なあなたの主*の御名と共に、(かれを)称え*よ。
われら*はまさに、星々の沈む場所[1]にかけて誓う。[2]
本当にそれはまさしく、偉大なる誓いなのである。もし、あなた方が(そのことを)知っているのならば。
実にそれはまさしく、気高いクルアーン*なのだ、
秘められた書[1]の中の。
清浄な者たちしか、それに触れることはない。[1]
(それは)全創造物の主*からの、降示なのである。
(シルク*の徒よ、)一体あなた方は、(クルアーン*という)この話を嘘呼ばわりする者[1]なのか?
そして自分たちの糧(への感謝の念)を、(恩恵に対する)嘘呼ばわりに替えるというのか?
さあ、(魂を体に押し留めてみよ、)それが喉元に達した時に。[1]
あなた方はその時、(その様子を)目の当たりにして(何も出来ずに)いる。
われら*(の天使*たち)は、あなた方(自身)よりもそれ(あなた方の魂)に近いのだが、あなた方には(彼らが)見えないのだ。
さあ、もしあなた方が、(自分たちの行いによって)報いを受ける者ではないというのであれば、
それ(魂)を(体に)戻してみるがいい。もし、あなた方が本当のことを言っているというならば。
もし(死んだ者が、)側近たち[1]の内の者だったのであれば、
(彼には)ご慈悲、芳しいもの[1]、安寧の楽園がある。
また、もし右側の徒[1]の一人だったのであれば、
(彼には、こう言われる。)「あなたに平安を[1]。(あなたは、)右側の徒の一人である」。
そして、もし(復活を)噓呼ばわりする、迷った者の類いだったのであれば、
(彼には)煮えたぎる湯からの御もてなし[1]と、
火獄の火炙りがある。
(使徒*よ、)本当にこれこそは、まさに確固たる真理なのだ。
ならば、この上なく偉大なあなたの主*の御名と共に、(かれを)称え*よ。