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The Noble Qur'an Encyclopedia

Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languages

The Pen [Al-Qalam] - Japanese translation - Saeed Sato

Surah The Pen [Al-Qalam] Ayah 52 Location Maccah Number 68

ヌーン[1]。筆と、それと彼らが書き記すもの[2]にかけて(誓う)。[3]

(使徒*よ、)あなたは、あなたの主*の恩恵[1]ゆえ、憑かれた者[2]などではない。

あなたにこそは、まさしく尽きることのない[1]褒美がある。

また本当に(使徒*よ)、あなたこそは、この上ない(よき)品性を備えている。

ならば、あなたは目にし、彼ら(不信仰者*たち)も目にするであろう、

あなた方のいずれが、試練にかけられた者[1]かを。

本当にあなたの主*こそは、誰がかれの道(イスラーム*)から迷った者かを最もよくご存知であり、(正しい教えに)導かれた者たちを、最もよくご存知であられるのだ。

ならば(使徒*よ)、(アッラー*の御徴と使徒を)噓呼ばわりする者たちに従うのではない。

彼らは、あなたが(彼らの宗教に)おもねれば、彼らもおもねることを欲している。[1]

また(使徒*よ)、卑しく、やたらと誓ういかなる者にも従うのではない。

中傷ばかりして[1]、悪い噂を吹いて回る[2](者に)。

善を阻み、(人々への侵害と非合法な物事において)度を越し、罪に溺れた(者に)。

粗暴で、その上、素性が知れない(者に)。

財産と子供を有する者だったがゆえに(、彼は真理を受け入れることに対し、高慢になったのだ)。

われら*の御徴(アーヤ*)が彼に読誦された時、彼は言った。「(これは)昔の人々のお伽噺だ」。[1]

われら*は彼に対し(人の目に明らかな懲罰として)、鼻の上に印をつけてやろう。[1]

本当にわれら*は、彼ら(マッカ*の民)を試練にかけた。ちょうどわれら*が農園主たちを、彼らが「朝早く、それら(果実)を摘み取ってしまおう」と誓った時、試練にかけたように。[1]

(「もし、アッラー*がお望みになったならば」と言って、それが実現しない可能性を)除外することもなく(、彼らはそう誓った)。[1]

それで彼らが(夜中)眠っている最中、あなたの主*からの包囲[1]がそれ(農園)を包囲し、

それは闇夜のように(、黒焦げに)なってしまった。

そして彼らは朝、互いに呼びかけ合った、

「あなた方の作物へと、朝早く出かけよ。もしあなた方が、(それを)摘み取るのならば」と。

それで彼らは、ひそひそ話し合いつつ出発した。

「今日は貧者*があなた方と共に、そこ(農園)に入ることがあってはならない」と。

そして(貧者*たちに果実を)禁じようとして、(計画を実行する)力にみなぎった状態で、朝に出かけた。

それで、それ(黒焦げになった農園)を見た時、彼らは(信じられず、こう)言った。「本当に私たちは(農園への道で)、迷子になってしまったのだ」。

(そして、それが自分たちの農園だと認めた時、彼らは言った。)「いや、私たちは(農園の恵みを)禁じられたのである」

彼らの内、最善の者が言った。「私はあなた方に、『さあ、称える*[1]のだ』と言わなかったか?」

彼らは言った。「アッラー*に称え*あれ。本当に私たちは、不正*者でした」。

彼らは言った。「我らが災いよ![1]本当に私たちは、放埓者でした。

我らが主*は、きっとあれ(農園)より善いものを、私たちに取り替えて下さろう。本当に私たちは、我らが主*にこそ、(お赦しとお恵みを)切望するのだから」。

(現世の)懲罰とは、このようなもの[1]。そして来世の懲罰こそは、より偉大なのである。彼らがもし、知っていたならば。

実に敬虔な*者たちには、その主*の御許に安寧の楽園がある。

一体われら*は服従する者(ムスリム*)たちを、(その報いにおいて、不信仰に陥った)罪悪者たちのようにするであろうか?[1]

一体、あなた方はどうしたことか?あなた方はいかに(不当な)決め方をするのか?

いや、一体あなた方には啓典があり、あなた方はそれを読んでいるというのか?

本当にその中で、あなた方は、自分たちが選ぶもの[1]を手にするということを(読んで、見出したのか)?

いや、一体あなた方には復活の日*まで(存続する)、われら*に対する確固とした誓約があるとでもいうのか?本当にあなた方は、自分たちが決める(思い通りの)ことを手にするという(誓約が)?

(使徒*よ、)彼らの内の誰がそれ[1]についての保証人なのか、彼ら(シルクの徒*)に尋ねよ。

いや、一体彼らには、(彼らがアッラー*の)同意者(とするもの)たちが(、その保証人として)あるのか?では、自分たちの同意者たちを連れて来てみるがよい。もし、彼らが本当のことを言っているというのならば。

その脛が露わにされ[1]、彼ら(不信仰者*や偽信者*)がサジダ*に呼ばれ、(そうすることが)出来ない[2](復活の)日*のこと(を思い起こさせよ)。

怖気づいた目をし、屈辱が彼らを覆う。彼らは確かに(現世で、健康も力も備わっていた)無事な時、サジダ*へと呼ばれていた[1](が、高慢にもそうしなかった)のである。

ならば(使徒*よ)、(クルアーン*の)この話を噓呼ばわりする者を、われに(任せて)放っておけ。われら*は彼らを、彼らが知らない所から徐々に(破滅へと)導いて行こう。[1]

そしてわれら*は彼らに、猶予を与えておくのだ。本当にわが策略[1]は、手堅いのだから。

いや(、使徒*よ)、あなたが彼らに見返りを要求し[1]、それで彼らは負債ゆえの重荷を背負わされ(、あなたの呼びかけを拒否す)る者だというのか?

それとも、彼らのもとには不可視の世界*(の知識)があり[1]、それで彼らが(そこから、人々のために)書き記している[2]とでも?

ならば(使徒*よ)、あなたの主*のお決めになったことゆえに、忍耐*せよ。そして(悲しみで)意気消沈し、(自分の民への懲罰が早く下ることを)祈った時の、大魚の人(預言者*ユーヌス*)のようになるのではない[1]。

もし、(彼の悔悟が受け入れられることにより[1]、)彼の主*からのご慈悲が彼に降りかからなければ、彼は謗られつつ、不毛の地に放り去られたであろう。

だが、かれの主*は彼を選び抜かれ、彼を正しい者*たちの一人とされた。

(使徒*よ、)不信仰に陥った者*たちは教訓(クルアーン*)を耳にした時、その視線によって、あなたを今にも躓かせんばかりである[1]。そして彼らは、言うのだ。「本当に彼(ムハンマド*)は、まさに憑かれた者[2]である」。

それは全世界への教訓に、外ならないというのに。