The Noble Qur'an Encyclopedia
Towards providing reliable exegeses and translations of the meanings of the Noble Qur'an in the world languagesThe cloaked one [Al-Muddathir] - Japanese translation - Saeed Sato
Surah The cloaked one [Al-Muddathir] Ayah 56 Location Maccah Number 74
(衣に)包まる者よ、[1]
立ち上がり、(人々にアッラー*の懲罰を)警告せよ。
また、あなたの主*(の偉大さを)称揚し*、
あなたの衣服を清め、[1]
偶像[1](と、あらゆるシルク*)を避けよ。
また、(見返りに)多くのものを得ようとしつつ、恵んではならない。
そして、あなたの主*の(ご満悦の)ため、忍耐*せよ。
角笛に打ち鳴らされる時、[1]
その日、それは困難な日である。
不信仰者*たちにとって、容易ではない。
(使徒*よ、)われに(任せて)放っておけ、われが(子供も財産もない)独りきりの者として(彼の母親の胎内に)創った者を。
われは、彼にたっぷり財産を授けてやった。
(離れることなく、彼にいつも)お付きする、子供たちも。
また、われは彼に(生計の)道を均してやった。
その後に及んで彼は(不信仰に陥り)、われが(彼の子供と財産に)上乗せすること[1]を所望するのだ。
断じて(、そんなことはあり得)ない!本当に彼は、われら*の御徴[1](を噓呼ばわりすること)に頑迷な者だったのだから。
われはやがて、彼を険しい上り坂(による懲罰)で苦しめてやろう。[1]
本当に彼は、(使徒*とクルアーン*に対する誹謗を)思索し、準備したのだから。
彼が成敗されますよう。彼はいかに(そのような誹謗を)準備したというのか?
そして、彼が成敗されますよう。彼はいかに(そのような誹謗を)準備したというのか?
それから、彼は(準備した誹謗を)吟味した。
それから彼は(、クルアーン*を誹謗することが出来ないことを認めると、)眉をひそめ、顔をしかめた。
それから彼は(真理に背を向け)後退し、(真理を認めずに)驕り高ぶった。
そして、彼は言った。「これ(クルアーン*)は、(昔の人々から)伝わる魔術に外ならない。
これは人間の言葉以外の、何ものでもないのだ」。[1]
われはやがて、彼を焦炎[1]へと入れて炙ってやろう。
焦炎が何かを、あなたに知らせるものは何か?
それは(肉も骨も、焼き尽くして)残してはおかず、放っておきもしない。[1]
(それは、人間の)皮膚を、黒焦げに変える。
その上には、(地獄の番人である)十九人(の天使*たち)がいる。[1]
われら*は地獄の主(である番人)たちを、天使*以外の何者にもしなかった。また、その数を、不信仰に陥った者*たちへの試練以外の何ものともしなかった[1]。(また、それは)啓典を授けられた者*たちが(クルアーン*の真実性を)確信し[2]、信仰する者たちが信仰心を増加させ、そして啓典を授けられた者*たちと信仰者たちが疑惑に陥らないようにするためであり、かつ心の中に病がある者[3]たちと不信仰者*たちに、「一体アッラー*は、この譬えで何を望んだのか?」と言わせるためである。同様にアッラー*は、かれがお望みになる者を迷わされ、かれがお望みになる者を導かれる。そして(それらの天使*も含め)、あなたの主*の軍勢を知るのは、かれのみであり、それ[4]は人間に対する教訓に外ならないのだ。
断じて(、使徒*は噓つきなどでは)ない!月にかけて、[1]
また、後退する夜にかけて、
また、露わになる朝にかけて(誓う)、
本当にそれ(地獄)はまさに途方もない事の一つなのである。
人類への警告である。
あなた方の内、(服従行為によってアッラー*のお傍へと)近づくことを、あるいは(罪によって、かれから)遠ざかることを、望む者への(警告なのだ)。
全ての者は、自分が稼いだことによって差し押さえられた者[1]。
但し、右側の徒[1]は別だが。
彼らは楽園で尋ね合う、
(不信仰を犯していた)罪悪者たちについて、
「あなた方を焦炎[1]に入れたのは、何なのか?」と。[2]
彼ら(罪悪者たち)は、言った。「私たちは(現世で)礼拝する者ではなく、
貧者*たちに食べ物を与えてもいませんでした。
また、私たちは戯言を喋る者たちと共に戯言を喋り、
報いの日*を噓呼ばわりしていました、
確然たるもの[1]が到来するまで」。
ならば、執り成し手らの執り成しが、彼らの役に立つことはない。[1]
彼ら(シルク*の徒)が、教訓(クルアーン*)から背を向けるのは、どういうことか?
まるで退散するロバのように?
ライオン[1]から逃げ出した(ロバのように?)。
いや、彼ら(シルク*の徒)の全ての者が、開かれた書巻を授かることを望んでいるのか?[1]
断じて(、そんなことがあるはずも)ない!彼らは来世を怖れてはいないのだ。
断じて(真実である)!本当にそれ(クルアーン*)は教訓なのだ。
そして誰でも(教訓を)望む者には、それを熟慮させよ。
そして彼らは、アッラー*が(彼らに導きを)お望みにならない限り、(教訓を)想起することがない[1]。かれは畏れ*の念(を受ける)に相応しいお方、お赦し(をお授けになる)に相応しいお方。