The Noble Qur'an Encyclopedia

われはまさに、この町（マッカ*）において誓う。[1]

——（預言者*よ、）あなたはこの町で、許された者[1]である——

また、生むものと生まれたもの[1]にかけて（誓う）。

われら*は確かに、人間を（現世の）辛労[1]の中に創った。

一体、彼は思っているのか、（自分が集めた財産ゆえに、）誰も自分を掌握（し、罰）することなどないと？

彼は（、得意になって）言う。「私は、山ほどの財産を使い切ったぞ」。

一体、彼は思っているのか、誰も彼を見ていなかったと？

一体、われら*は彼に、二つの眼を与えてやったではないか？

また、一本の舌と、二つの唇を？[1]

また、われら*は彼を、二つの道筋[1]へと導いてやったのだ。

それで、どうして彼は、（その財産によって、来世という）険しい道（の踏破）へ飛び込まなかったのか？

（来世という）険しい道（の踏破）が何かを、あなたに知らせるのは何か？

（それは、）首[1]の解散。

または空腹の日に、食べ物を施すこと、

近親の孤児に、

あるいは、砂まみれの貧者*に。

それから彼は、信仰し、忍耐*を勧め合い、（創造物に対する）慈悲を勧め合う者たちの一人とは（、ならなかったのか）？

それらの者たちは、右側の徒[1]。

そして、われら*の御徴（アーヤ*）を否定する者たちは、左側の徒[1]。

彼らには、密閉された業火がある。